HSS型HSP中学生からの鋭すぎる質問「悲しみの感情を感じるには」

人口の6%HSS型HSPが
本来の能力を発揮しできるよう
実践的な生きやすさを研究している時田です。
メルマガを読んでくださっているHSS型HSPの方たちから
メールをいただくことが多いのですが、
とても驚いた一通がありました。
どのメールにも、
ご自身の体験などを書いておられるので、
読みながらうなることが多いのですが、この一通もやはりうなりながら目を通させていただきました。
「なるほどーーすごく悩まれてるなーーーこれは大変だわーー」
と思いながら、ずーーーーーっと読んでいって、
ぐぐっとスクロールしてぱっと見たらそこに書いてあった年齢がなんと!!
中学生。
えーーーーーーーー!
言葉遣いも丁寧で、
自分の分析もすごかった。
「こここれが、中学生の文章?」と驚き隠せず、
返信にはビックリマーク連発!!!してしまいました(笑)
メールをくださった中学生も、
50歳おばちゃんカウンセラーのビックリマーク連発には
逆に驚かれた事と思います(笑)
この方から、ご質問いただきました。
おそらく、
とても自省的で
賢い中学生なのだと思います。
ご質問を見ていただければ、
そのことが、
皆さんにもおわかりになると思います。
🍎質問1⃣🍎
悲しみの感情を感じるには、どうしたらいいでしょうか。
怒りは少しずつ感じられているのですが、
今までたくさん傷ついてきたので、
悲しみの感情には蓋があります。
悲しみの感情を持つべきポイントで、
実況中継中にフとわかることが出てくることがあります。
ふとわかるという現象が起こります。
ふと気づいたことから、ご質問になられた「悲しみ」がご自身のどこにあるのか、
また、悲しみの感情を感じられない現状を
ダメなこととしているかもしれませんが、
実は、悲しみを感じられないままでいるメリットがあります。
悲しみなんて、感じられないほうが生きやすいということです。
HSS型HSPとして
生きやすさを追求したいがために
悲しみを感じすぎてしまうと、おそらくご自身が辛いですよね?
だから、普通は、悲しみをなるべく感じないように無意識に調整していますよね。
悲しみたくない
という自然の流れに逆らうように
悲しみを感じなければならないと強要することを
長期間にわたって矯正することは賛成できません。
「悲しみを感じたくない」というのが、本音、なのではないでしょうか?
だとしたら、
「悲しみを感じたくない」ということをわかっていれば大丈夫です。
今度、悲しみを感じていないかもしれないと思う場面が現れたら、
「悲しみを感じたくなんかない」「だってつらいから」
という気持ち(おそらくそれが本音)をつぶやいてみていただけますか?
↑
どうでしょうか。
すごいなーと思ったのは、
怒りは少しずつ感じられているのですが、悲しみを感じることは怖いと思ってしまいます。
という箇所です。
⭐HSS型HSPが「怒り」「悲しみ」を感じる必要性があるということを、なぜ知っているのか?
と、思いませんか?
(すごく真面目に記事を読んでくださっているのでしょうね)
そして、
⭐「怒り」は感じやすいけれど、
「悲しみ」は感じづらいと言うことが体感としてわかっている
ということは、
自分の感情を日常生活で観察できているということなんです。
すごいです。
中学生は大人と同じレベルなんですね。
というのはですね、
この「感情」を掴む観察は、
本流講座の最初の方で取り組むことなんです。
それを、先取りで、ひとりで概要を掴んでしまっていることにびっくりです。
講座の最初で取り組むということは、
自分を観察するために必須で、
ここができないと先に進めないのです。
逆に、
この「悲しみ」や「怒り」といったわかりやすい感情がつかめるようになると、
その奥底にある「本当の感情」にアプローチしていけるようになります。
本当の感情は、
繊細で
入り組んでいて
常識的ではないんです。
だから、とても分かりにくいし、なにより、受け入れがたいんです。
自分がその感情を認めてしまったら、
常識的な人ではなくなるという恐怖からです。
世の標準から離れてしまう
仲間外れになってしまう
ひとりぼっちになってしまう恐怖で、
受け入れたくないのですね。
ご質問の内容に舌を巻きました。
と、同時に、自分が中学生時代に、ある歌手の方に
同じような思いをぶつけたことを思い出しましたので、次のブログでご紹介させていただきます。
*補足情報*
「怒り」は感じやすいけれど、「悲しみ」は感じづらい
というのは、HSS型HSP全員がそうだというわけではなく、個々で異なります。
そして、感じているからといって、それを表現するかどうかもまた別問題です。
つまり、
🔶怒りを感じやすく、それを内に秘めるタイプ(さらには、それを別の感情で表現する場合とそうでない場合があります)
🔶怒りを感じやすく、それを表に出すタイプ
🔶悲しみを感じやすく、それを内に秘めるタイプ(さらには、それを別の感情で表現する場合とそうでない場合があります)
🔶悲しみを感じやすく、それを表に出すタイプ
が存在します。