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2021.09.27

子育て

HSS型HSPの子育ては世界一難しい事業なのではないかと思う(1)

HSS型HSPの子育ては世界一難しい事業なのではないかと思っております。

 

 

 

HSS型HSPの子育てが難しい理由その1


 

そこにはいくつかの理由がありそうです。

ひとつは、自分のメンテナンス自体が手に負えないということです。

自分のメンテナンスに手が回らないのに、そこに子供がいたら脳内がパニックになるんですね。

HSS型HSPは、思ったよりも切り替えが苦手で器用ではないのです。

シングルタスクな脳を持っています。

しかも、シングルタスクなのに、切り替えにも時間がかかるんです。

 

*そうは思っていない場合、

そのことを知りたくないかもしれませんので、その場合はこのコラムはスルーしてください。

ご自身の意外なできなさにがっかりするのは、もう少し先でもよいのです。

 

なので、感情のアップダウンや、

やりたいやりたくないの理解が追い付かなかったり、

怒りの感情が後からわいてきてどう扱ったらよいのかわからなくなったりするという

内面のメンテナンスもさることながら、体自体も敏感で繊細なので、

すぐに、お腹がすいて飢餓感に打ちのめされ、

それがメンタルの状態に影響し、疲れるというのも結構やっかいです。

 

すぐに疲れるのに、

世間の流れにはあわせなければならない状況で働いている人たちは、

どうしても勤務時間中自分にムリをさせることになり、それは終わった後にどっとやってくる。

帰宅時、表情がなくなったりします。

私の場合、遠くまで通勤していたときは、

帰りの電車の中でひたすらチョコレートをひとつずつ口の中にそっと含ませていました。

仕事によって凝り固まったなにかをチョコレートと共に溶かそうとしていたのだと思います。

疲れなのか、やりきれなさなのか、

さまざまなことで打ちのめされている自分をごまかそうとしていたんですかね。

 

一人の自分も持て余しているのに、

子供がいたら、もうどこから手を付けたらよいのかわからなくなります。

だから、感情表現を殺したり、またはぜんぜん違う感情を表して誤解されたりします。

 

すごい怒りをぶちまけたり、

嫌味な自分や、薄情で冷たくて辛辣な自分が出てくることだってあります。

そういう奥に隠していた自分が出てきてしまって困るなんてことが起こります。

 

だから「なんかおかしかったのよ」なんてごまかすしかなくなるのが、

天手古舞になったときの自分です。

 

このとき、私たちHSS型HSPの脳は、完全にクラッシュしてしまっていると言ってもいいです。

キャパオーバーになっているのですね。

 

子育ては、そのキャパオーバーをどのように瞬間瞬間に処理していくかという問題でもあります。

子供は待ってくれませんし、今更お腹にもどすわけにもいかなくて、

ただただ目の前で起きて動いて感じ取っていますから、引くに引けない。

どうにかするしかない状況に追い込まれます。

 

 

 

HSS型HSPの子育てが難しい理由その2


 

HSS型HSPの子育てが世界一難しいという二つ目の理由は、理想を思い描く人たちだからです。

HSS型HSPは、無自覚に理想像、未来像、ちょっと先のイメージをしています。

「こうなったらこうなるでしょ。だとしたらこうだよね」と脳内で少し先の未来を見ています。

そして、それはかなり良い感じで物事が進んだときのイメージです。

理想像。100点の状態を見ます。

そして、期待します。

そうなることを無意識に求めて、自分の目算ではそれがうまくいくと思えるんです。

 

ところが、そのはしごは現実の子供によっていとも簡単に外されてしまうんです。

「思った通りに行かない」ことはショックです。

ショックは、HSS型HSPを特にダウンさせます。

とても動くことなんてできなくなるのですが、

そんな時でも動くことを要求される(ように感じる)ので、

腹立たしさ、動けないのに動けと言われる理不尽さを感じる。

もう勝手に自分の中で怒りが渦巻いていきます。

 

もともとといえば、

なにもなかったところに、自分の理想を打ち立てただけなのですが、

一人だったら自分の努力だけでどうにかその理想を叶えることができたところが、

子供がいるとそうはいかなくなります。

 

たとえば、すごーく小さな例ですが、子供が泣いたらすぐに泣き止ませたい。

けれども、すぐにミルクを用意できない。

理想を、解消することができない。

そのいらだちったらない。

目の前で赤ちゃんはワーワー泣いていて、

自分は思った通りにタスクをこなせない苛立ちでショック受けてて立ち止まりたい。

自分を落ち着ける時間がどうしても欲しいところなのです。

でも、そうはいかないので、混乱してしまうのですね。

 

 

 

 

自分のことを知らないから、無理をする。頼らない。そして苦しい。


 

こうした事態は

産院から出て自宅に戻るくらいからもう、いろいろと思い通りにいかなくなりますし、

退院して、赤ちゃんの扱いに慣れていない人たちがいない世界(家)に戻ってきてしまった、

その心細さでもぐったり。

私は夫にも「気丈夫な嫁」として接していたので

「平気平気、これくらいなんでもないよ」という、

今思えば「おいおい」な態度を貫こうとしていて、すごく無理していました。

 

これ、普通のお母さんだったら、

何気に甘えられる

何気に弱音を吐ける

何気に自分を優先できる

疲れづらい

子供もそこまで繊細じゃないからあまり泣かなかったりも、するそうじゃないですか。

親も繊細、子供も繊細な場合の子育ては考えただけでも苦しすぎます。

 

 

 

子育ての話は続きます。

HSP/HSS LABO代表 時田ひさ子

日本で初めてHSS型HSPに特化した心理カウンセラー。
一般的なカウンセリングや心理療法では理解されづらいHSS型HSPの複雑な性格を紐解き、のべ5,000人にカウンセリングを実施している。 自身もHSS型HSPであり、3児の母。

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