HSS/HSPコラム
人を誘うと断られる。
断られると自分が否定されたように感じる。
それはHSPの特性の拡大思考に関係しています。
HSPの方は
「誘ったの、悪かったかな」
「こんなことに誘うなんて、嫌われたかな」
「興味ないことに誘ったから、断らせて申し訳ないことをした」
など自分の側を責めがちです。
人を誘うのって、難しいですよね。
それは上記のような気持ちを感じてしまう可能性があるから。感じたことがあるから。
わたしは、人を誘うってこと、ぜんぜんできませんでした。
今も、誘うことはあまりないです。
HSP/HSSの方に本流講座をお申し込みいただきたいと思ってもなかなか。
この方の課題に伴走させていただいたなら、、、
今の状況から抜け出すことができて、、、
自分の感覚を信じてナチュラルに生きていける、、、!
・・・と思うときも、誘うことはなかなかできません。
だって、断られるのイヤ・・・・・・そう、結局、断られるのいやなんですよねぇぇ・・・。
どうして嫌なのかっていうと、
断られたときの自分の気持ちや居心地の悪さを思い出したらわかりますが、
なんか、、、とっても、、バツが悪いわけですよ。
断られると、まず
「やっちまった」という恥ずかしさが出てきますよね。
「言わなきゃよかった」とも思うし。
「穴があったら入りたい」
「この場からいなくなりたい」
「場違いなことを言ってしまった」
そんな思いが出てきますよね。
そういういたたまれなさがつらいのです。
人を誘うと断られる。
断られると自分が否定されたように感じる。
このワンステップは同時、直結ではありません。
タイムラグがあります。
誘いを断られたとき、断られると自分が否定されたようにすぐには感じるわけではないのです。
自分の頭の中での「拡大思考(特性です)」の結果、感じるようになってしまいます。
これを食い止めるだけで、マイナスのループが急速に拡大することはなくなります。
急速に拡大する感覚は頭の中で起こっていることなので自覚が難しいんですが、
自覚するとしたらわたしたちの頭の中で急速な妄想ストーリーが展開するときが、それです。
おそらく時間にして数秒、数十秒、くらいのことだと思うんだと思うんです。
でもそれは、全くいわれのないことです。雑念です。
10秒瞑想で手放してください。
人を誘って断られても、自分が否定されているわけではなく、
拡大思考によってマイナスのループが生まれて、
そう繋がってしまっているだけだと気がついてください。
問題は分離しましょう。
今日、非HSPの夫に「誰かに誘いを断られたとき、どう思うの?」と聞いてみました。
「あ、そう」「断るんだ」と思うそう。
非HSPには、HSPの方が抱くような「自責の念」は皆無!ゼロなんだそうです!
で、それはフラットな気持ちなのかと聞いたら、そうではないそうです。
「こんないい誘いを断るなんて、ばかだな」とか「もう誘わない」とかは思うそうです。
決して「すぐに水に流す」というわけではなく、ネチネチ考えることもあるそうです。
非HSPでも、さらりと水に流すわけではなく、
感情は動くということがわかりまして参考になりました。
HSPと非HSPの共通点は、「人に断られると、感情が動く」こと。
これは、断られるのは嫌だと思う感情は誰でも共通だということです。
ただし、感情が動く方向性が違うだけで。
HSPは「自分を責め」
非HSPは「相手を責める」
責める方向が真逆なのでした。これは、新しい発見でした。
このことから思い当たるのは、自己肯定感のあるなし。強弱についてです。
わたしは高学歴をつけてもらっているのに、
自己肯定感が低く、必要以上に自分を責めがちです。
夫は、逆に学歴ではなく、社会にでてのし上がってきた人なのですが、
自己肯定感は高めだと思います。
必要以上に自分を責めることはないし、それが彼のたくましさに繋がっていると感じます。
(自己肯定感とは、自分自身の存在を長所だけではなく、短所も含めて肯定する感覚ですが、
敏感すぎるHSPにとって、自己肯定感をもったまま成長することは至難の技です。)
ともあれ、
お誘いを断られたときには誰でも大なり小なりショックを受けるんだとわかったことはちょっと嬉しかったです。
断られるの、いやですよねぇ^^;
っていう、それは、みんな同じでした。
日本で初めてHSS型HSPに特化した心理カウンセラー。
一般的なカウンセリングや心理療法では理解されづらいHSS型HSPの複雑な性格を紐解き、のべ5,000人にカウンセリングを実施している。自身もHSS型HSPであり、3児の母。
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