HSS/HSPコラム

TOPHSS/HSPコラムHSPとマルチタスク。

2021.08.06

仕事

HSPとマルチタスク。

 

HSS型HSPはせっかち。

なので、マルチタスクであれこれ手を付けて同時並行的にものごとを進めてしまいたがる!

というふうにも思うのですが、皆さんはどうですか?

 

 

 

HSS型HSPのマルチタスクは「せっかくやるのなら最大の効果を出したい」


 

いくつかのことを常に掛け持ちながら、適時切り替えながら進める。

こういうやり方をいつからかしてきました。

 

はっきりそれが発揮されたのは、仕事に就いてから。

初めて就職した会社で、わたしはマルチタスカーっぷりを発揮。

宅急便を取りに行くだけでも、それだけでは終わらせない。

前後でできることを2個こなす。One Way Two Job!

これが出来ている自分かっこいい。(←ここがね!大切なんです。)

 

こういう動き方って、みんなしてるもんだと思っていたのですが、

2個も3個も同時にものごとをこなそうとする人自体そんなにいないです。

 

だいたい、1個の用事をそのままするだけ。

歯を磨くときは、歯を磨くだけ。

そんなのもったいない、とは思わないみたいです。

わたしは、歯を磨きながらマッサージするときもあります。

きっとこういう人を、「意識高い」というのでしょう。

そう、無駄が嫌い。

せっかくやるなら、最大の効果を出したい。

いまだって、ブログ書きながら木のへらで足のツボを押してます。

 

 

 

 

心理学の研究結果「マルチタスクは明らかに生産性を低下させる」


 

1960年代以来、心理学者は人間のマルチタスクに関する実験や研究を行ってきたようです。

 

研究の結果、人間がマルチタスクをするとき、

脳の中の別々の領域で処理を行っており、

同時に並行処理しているわけではなく、

いくつかのタスクを短時間で頻繁に切り替えて行っていることがわかったのだそうです。

 

その結果、

それぞれの処理に関して集中して行うことができなくなっていることもわかったのだとか。

たとえば2つの作業をマルチタスキングした場合、

それぞれ50%の処理能力を維持するわけではなく、ひとつひとつの処理能力はさがってしまう。

結果、マルチタスクは明らかに生産性を低下させるのだそうです。

(音楽を聴きながら作業するのは、タスクを平行に行うということにはならないため例外)

 

中には複数の作業を短時間でこなす能力を有している(と思える)人も存在するけれども、

実際は作業順序を考えた上で単一の作業を集中して短時間でこなし、

終了後に思考を迅速に切り換えて次の作業を行うことでこなしており、

マルチタスクをしているわけではないのだそうです。

 

 

 

あなたは本当にマルチタスカーですか?


 

HSS型HSPの自分に自然にこの

切り替えながらいくつかのタスクを進行していくやり方

が身に着いたのは、適度に切り替えが必要な自分に向いているから。

世の中や研究者が否と言っても、自分のやりやすい方法を編み出しながら進めていければそれでよしです。

 

が。

 

 

以前のお話を少しさせていただくと、、、

スマホを落とし、画面にヒビが入って、タッチパネルが使えなくなったことがあるのです。 

スマホが使えなくなってさぞ慌てたと思われたかと思いますが、

正直言って、ホッとした部分がありました。

 

というのも、電話はたいがい取れないし、LINEにもなかなか気づかないので、

いつも「スマホは持っているのに携帯の役割を果たしていないね」と夫にからかわれるのです。

取る気がないわけでもわざと取らないわけでもないのです。

気がつかないんです。そういう人が少数派なのだとちょっと前まで知りませんでした。)

ただ自分がHSPであるということとこの現象と結びつけてみると、なるほどなーと思うのです。

 

HSPの悩み:いっぺんに複数のことができない

 

そうなのです。

そういう不器用な人なのです。

 

 

わたしはマルチタスカーだと思っていたのですが、

よく観察してみると、その通りでございまして、

カフェに来ても、5~10分は、「場になじむ時間」が必要なので、

結果的に家でずっとだらだら作業していても効率的には変わらない?

仕事している感がほしくて、わざわざ身支度して移動してカフェに行き、

そこで5~10分自分を場になじませてからやる仕事のどこが効率的なのか・・・?(笑)

 

わたしは「マルチタスクな人ってかっこいい」という憧れから

マルチタスクしている風なやり方を身につけてきたということだったのでした。

つまり、「わたしはすごい!」という気持ちを得るためにやっていたようです。

 

 

マルチタスクだと自覚し、それを忠実に実行することで、自己肯定感が欲しかったようなんです・・・

マルチタスクを自慢したつもりが、自己肯定感の低さを露呈する結果に・・・

さらには、電話は取れないし、LINEもなかなか気づけない、

ぜんっぜんマルチタスクなんてできていないこともバレるという結末。

 

 

 

結論


 

さまざまなことをいっぺんに動かしていると思っているマルチタスクを自覚しているHSPは、

自分が有能であることを確認したいために行っている場合がある。

 

HSS型HSPは、さまざまな刺激をひろってしまい、首を突っ込んでいく特性も持つので、

マルチタスクであれこれ手を付けて同時並行的にものごとを進めてしまいたがるし、

適度な切り替えがしたくなる(適度な切り替えが必要になる)。

 

細切れタスクを設定して、ゴールを思い出しましょう。

 

 

(なお、このブログは、2019年11月の投稿に加筆し再構成したものになります。)

 

 

 

 

 

 

 

 

HSP/HSS LABO代表 時田ひさ子

日本で初めてHSS型HSPに特化した心理カウンセラー。
一般的なカウンセリングや心理療法では理解されづらいHSS型HSPの複雑な性格を紐解き、のべ5,000人にカウンセリングを実施している。 自身もHSS型HSPであり、3児の母。

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