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TOPHSS/HSPコラム一筋縄ではいかない!HSPの心の「二重ロック」

2021.07.28

生き方

一筋縄ではいかない!HSPの心の「二重ロック」

 

 

今は日々雑念という紙ヤスリで自分の心の柔らかいところを削っているような感覚がありツライです。

でもヒリヒリ傷ついていることがどこか正しいことのような気持ちもありやめられずにいます。

このループから抜け出したい。

マイナス思考から抜け出して楽になる方法が知りたいと思いました。

反面、考えるのを放棄して楽になることは本当にいいことなのか、、、迷いがあったので、お話を聞いてみたかったのです。

お客様の感想より)

 

 

これは二重ロックです。

思考が深い、深すぎるくらい深くまで掘り下げるHSPだからこそ、

悩みを「なくならないほうがいいんじゃないか?」と持ち続ける構造を持ちます。

 

「悩みたくない!」

でも

「悩まなくなったら、ダメな気がする」

 

楽になりたい!vs 楽になっちゃだめだ!のバトル。

あなたには覚えがありますか?

 

 

二重ロックの原因と仕組み


 

繊細で感受性が高い方たちによくあるのが単純に心のブロックをとるだけでは解決しない、ということです。

 

もしかしたらこの方達には、普通の人にはないけれど、さらに奥の間があるんじゃないか?

その奥の間に、頑丈な鍵がかかっているのじゃないか?

・・・・ずっと、そのように考えながらセッションをしていました。  

繊細で奥ゆかしく傷つきやすい方達には、

いまひとつすっきりがっつり奥まで掘り起こしていない、届いていない感じが残ってしまう。

HSPを知らずにセッションをしていた当時の話です。

わたしはこれをなんとか解こうとしていました。

 

「時田さんのセッションはとてもよかった。

でも、みんなが目に見えて変わったと言っているのに、自分には感激するような効果が感じられないんです」

という方々がいらっしゃいました。

 

そのようなことをおっしゃる方々は、

総じてとても心が優しく、物事の良い側面だけを捉えてくださる上に大変謙虚で、いまひとつ効果が出ない理由を

「自分がもっと頑張れないからですよね」と、決して人のせいにしなかったのです。 

全部自分で抱え込み、他人に不快な思いをさせないように気を使っておられました。 

そういう方達だからこそ、どうにかして効果を出したい。

歯がゆさを感じ続けて、HSPに辿り着き研究し続けて、見つけたのが「HSPの二重ロック」です。

 

 

 

たとえば、繊細で感受性が強く傷つきやすい(HSPの)あなたは、

夢宝地図を作って貼っておくと夢が叶いますー、という手法を試してみたことはありますか?

あるいは、アファメーションをやってみたことは?

(なりたい姿や得たい成果を何度も唱えることで、潜在意識に染み込ませる手法)

あるいは、マーフィーの法則とかにトライしてみたことは?

あと、「ありがとう」を1万回言う、とかは?


私は、全部やったことあります(笑)

でも、やっている最中にこう思っちゃうんです。

「これが叶うの?」

「叶うわけないよね」


そう。

なんか、素直じゃないんです。。。

  

「わー!これが叶ったら、めっちゃうれしいー!!」

みたいに単純に喜べない。

そんなふうに単純に喜べたら、そんなふうに簡単に自分の未来を信じられたら、どんなに楽だろう?と、思ってしまいます。

あなたは、どうですか?

自分の幸福を追い求めながら、同時に幸福を実現させないように心の中で制止しまう

 

 

たとえば、、、

お仕事で立て続けに、お買い上げいただくとします。

大変嬉しい反面、冷や汗が出ます。

「はたして、自分の仕事で満足してもらえるのかしら」

「満足してもらえないかもしれないなら、お買い上げが増えなくていい」

という気持ちが出てくるんですね。

 

この働きは、以下のように推移していきます。


自分の手がけた仕事には、120%満足していただきたい


自分の力はそこまで気に入っていただけるものかどうか不安になる


満足していただけなかったらどうしようという思いで思考が占領されていく


不安で脳内がキャパオーバーになる


ね。この感じ方。あなたにも、覚えがないですか?

そんなあなたにお伺いします。

  

うまくいったとき、「喜ぶのをやめとこ」と思いますか?

(つまり「勝って兜の緒をしめよ」)

 

これ、かつての私の座右の銘でして、、、

「うまくいったとき、うっかり喜んではいかん!」

と思っていました。

クールが一番。

「そうでもないよ」と返事するのが最高だと思っていました

 

じつは、この

「うれしいときに喜ばない」のが、二重ロックの元凶なのではないか?と考察しております。

 

つまり、、幼い頃に調子にのると叱られた

あるいは、98点取った時

「これで喜んでいてはダメだ」

「あと2点がなぜ取れなかったのかを真剣に追求せよ!」と

もっと上を目指させられたことが、二重ロックの原因かもしれません。

 

 

どういうことかというと、「喜びを押し殺して、現状に満足しないようにしている」こと

が、二重ロックの原因かも。

 

自分の仕事が認められて立て続けに注文があった。

それは、誰でも嬉しいですよね!

でも、、、

その瞬間に冷や汗(嬉しくない思い、考え)が浮かび上がってくる。

喜ぼうとすると、

「まてよ、喜んでる場合じゃない。わたしの商品は、お金をいただくほどの価値があるのか?」

「いいや、きっと、そんな価値はない。」と。

 


それは、
「うれしい!」気持ちと、自己否定がペアになっているのです。

勝ってうれしいときに自分なんてまだまだ、と自己否定し喜ぶことを抑え込みます。


「認められて売れたいのに、売れない」、という問題に取り組むとき、

1つめのロックが外れて「売れた」瞬間に、「売れてうれしい」を感じます。

すると、とたんに2つめのロックである自己否定が飛び出てくるようになっているのです。

 

悩みを解消しようとすると、自分で解決に歯止めをかけてしまうーーーーそれが二重ロックです。

 

二重ロックがかかる理由、 それは「うれしい気持ち」を抑え込んでいるからです。

現在のままの自分では嫌だといいつつ、現在のままの自分を手放さない。

それは、喜びを抑え込む心の癖のせいなのです。

 

だから、

喜びを抑え込んでいることに気づけないままだと、二重ロックはなかなか外れなくて、なかなか生きやすくはならないのです。

それが、二重ロックの仕組みです。

 

 

 

 

特性があるから二重ロックがかかりやすい


 

たとえばこんなのはどうでしょう。

「お金がほしい!」

HSP/HSSの方は考えます。 

「お金の問題を一気に解決するには、宝くじに当たればいい!」と。

(→拡大思考、理想思考、暴走思考)

と、同時に、こうも考えます。

「でも、宝くじに当たると、人生の運気を全部なくしちゃいそうだなぁ。」

(→不安思考、根拠は他人の意見)

そして、さらにこう考えます。

「だったら、お金はいいや。ぼちぼちで。」

(→極端な思考、百ゼロ思考)

 

この中には、 

 

拡大思考:1から10くらいまでバババッと思考が広がる


理想思考:のぞみを一気にかなえたくなる!


暴走思考:一気に頂点を目指してキラキラしたきもちになる

不安思考:常識とか悪い噂とかを信じ込みやすい。偉い先生の意見とか鵜呑みにしがちで不安になる。(自分じゃないところでの評価の方を優先してしまうからですね)

 

百ゼロ思考:全部手に入らないなら、全部なくてもいいやと極端に走りがち

 


などが含まれています。

HSP/HSSのあなたには、どれかあてはまりますか?

わたしですか?全部あてはまります。それらをどうしているかというと、

 

見つけて 

客観視して  

癒して

雑念として扱って

消す

 

という流れに乗せています。

 

 

二重ロックはかならず取れます。

そのためには、正しい順番で解きほぐしていく必要があるんです。 

 

 

「わたしのは、二重なんてもんじゃないんです!!!!本当の本当の本当の気持ちがわからない状態ですっ!!!!」

そんなふうにココロの中脳の中がそうとうこじれていても、

HSP&HSS特性という、このキーを使うと開いてしまう。

二重ロックどころじゃない!  

何重にもロックがかかっていて紐解けるはずがない!

むしろ紐解けるのが怖い。。。

 

どんなにこじらせていても、

もしもこじらせすぎてきつくからまっていても、大丈夫、絡まったまま、取れていきます。

 

 

 

 

「核心をはぐらかす」無意識の作用


最後に、こんな話をお伝えします。

(Hさん)

問題を解決したい!と思っている、、、

(わたし)

ここが問題じゃないですか?と伝える

(Hさん)

「どうなんだろう?」という返事とともに、少しだけずれた話題に話が移る

(わたし)

あれ?と思うが、核心から離れる

(Hさん)

問題を解決しないまま別の話に移る

Hさんご本人の意識としては、「問題を解決したい」んです。

だけど、解決しそうになると、

無意識から邪魔が入って、「問題」に触れさせないように巧妙に話題をずらされるんです。

この話題の逸らし方が巧妙。

なぜなら、逸らした話題がまた、こちらの興味をそそる話題だったりするからです。

なので、話題をそらされたことに気づかないままになってしまうんです。

ご本人が意図的にやっているわけでもありません。

Hさんは問題を解決したいし、そのことでずっと悩んでいます。

それでご相談されているんですが、

でも、なんでか、、問題の核心に切り込めないまま、上滑りな会話のやりとりをしているだけになってしまう。

そうなると、わたしも「あれ?なんで切り込めないんだろう?」と考え始めます。

そう。その切り込めない理由は、

はぐらかす、核心に触れさせないという二重ロックだったんです。

核心を突かれそうになると

「怖い」

「変わりたくない」

という理由で、不安が発生します。

その不安を回避するために

核心に触れさせない二重ロックが、防衛反応として発動するんでしょうね。

(心理学的には、自我の防衛反応)

このことを伝えると、

「人生で初めて指摘されたーーー!」とおっしゃっていました。

そりゃ、そうです

世間話って、そもそも少しずつ話題が逸れていってあたりまえだから、ママ友との話ではわかるはずもない。

なので、

もし、Hさんがこの先もっとフラットに、楽に生きられることを望まれるのだとしたら、、、

相手の言葉をやんわりと受け入れないための言葉を使ったとき!そのときがカギになります。

「どうなんだろう?」

という言葉を言っているとき、

Hさんは

本音

本心

直感

核心

に気づくチャーーーンス!!です。

ちゃんとご自身が言葉でサインをだしてます!

Hさんの内面を紐解くきっかけは、

「どうなんだろう?」

という言葉でした。

あなたは、二重ロック発動時、どんな言葉を使っているのでしょうね。

HSP/HSS LABO代表 時田ひさ子

日本で初めてHSS型HSPに特化した心理カウンセラー。
一般的なカウンセリングや心理療法では理解されづらいHSS型HSPの複雑な性格を紐解き、のべ5,000人にカウンセリングを実施している。 自身もHSS型HSPであり、3児の母。

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