HSS/HSPコラム

TOPHSS/HSPコラムしあわせかもしれないのに「そうじゃない感」を感じる3つの理由と対策。

2021.07.26

生き方

しあわせかもしれないのに「そうじゃない感」を感じる3つの理由と対策。

 

あなたは、繊細で傷つきやすく、感受性が強いHSPですか?

ご自分の幸せの形、状態がどんなものか、わからなくて探していませんか?

 

実は、HSPは、世間と同じ幸せフォーマットでは幸せを感じづらいようです。

 

いわゆる、

明るい家庭、

理解ある配偶者、

可愛い子供達、

楽な仕事、

ママ友たちとの優雅なランチ、

、、、のようなね。

 

今幸せかもしれないのに「これじゃない」感じがするあなたに送ります。

 

 

幸せの形を読み間違えている


 

さて私のところには、様々なお悩みを持ったHSP(/HSS)がご相談に見えられます。


割とよくあるのは、 

「いま、客観的にみたら幸せかもしれないけど、実感ない。だから、もっと他にあるんじゃないかと思って生き甲斐を探し続けている」

というご相談です。

私は数年前この状態でしたので、この漠然としたお悩みにとても共感します。

 

家族がいて、

お店があって、

毎日忙しくしてて。

でも、なんとなく違う。

それのどこが不満なのか?

と、私も自分がわからないままでした。

 

不満ポイントがわからないままだったので、

忙しすぎるのかと思って休みを多くとったりもしましたし、

汗を流してみたら気分が変わると期待してスポーツをしたり、

子供とキャンプに行ったり、テーマパークに行ったりして、

なんとか「違う」を払拭しようとしました。

 

そうしたイベント的なことは、楽しいことは楽しいんです。

でも、やっぱり私の中の「なんか違う」感は拭えませんでした。 

客観的には幸せに見えていただろうし、わたしも「こんなもんだろう」と思っていました。

 

でもね、、、違ったんです。

 

幸せの形、状態は、世間と同じではないってことに気づいて初めて、「もしかしたら違うのかも?」と考えなおしました。

 


考えてみれば、旅行は好きじゃなかった。
(変化が苦手なのは、HSP特性の一つ)

毎日同じことを続けることも苦手。

毎日同じ店に同じ時間に行って同じように仕事をすることに飽きていました。(HSS特性のひとつです)

ママ友と表面的な話をするのも辛い。(腹の中がなんとなくわかるのに表に出そうとしないことに、耐えられない)

 

だったら、心の中の深い部分の話を1対1で話したい。

井戸端会議で世間話は好きじゃない。 

家族が全員いる日曜日が、結構辛い。

人の目があると、相手に合わせて行動してしまうからなんだろうけど、なぜだか自分のペースでいられなくて、月曜日になるとぐったり。

ことごとく、世間の幸せの基準に反している!

 

これは、当然といえば当然です。

HSPであることを知らず、世間の基準…80%の人たちの価値基準に合わせようとしていたのだから。

 

HSPは、周囲の意図を敏感に察知して、それに合わせるのが得意ですから、

自分をなおざりにして、人に合わせておくことを選択しつづけてきています。

 

自分のしあわせの形は、

年2回海外旅行に行かなくても良くて自宅は豪邸じゃなくてもいい。

毎日、あったかい夕食をみんなで食べなくても良い。

勉強したいし、

英語がもっと読めるようになってHSP/HSSの研究の最前線論文をバンバン読みたい。

忙しくて慌ただしい日の後は、ペースを落として近くの安いカフェでパソコンに向かいたい。

 

もっと稼げば幸せなのかなと思って、仕事で踏ん張ったり、楽しげなイベントを企画してみたり、旅行に行ったり。

幸せを探し続けていましたが、なぜ幸せだと感じられなかったのかがHSP特性を知ってから、ようやくわかりました。

幸せの形を読み間違えていたこと、が理由だったのでした。

 

井戸端会議、

表面的な会話、

海外旅行、

豪邸、

贅沢ざんまい、

ディズニーランド、

結婚式の二次会、

自分の送別会や

表彰式などで注目されること、

褒められたり羨ましがられること、

が全て、、、たぶん、、、このすべてがわたしも苦手です。

それらが苦手なことは苦手でいいとして、それが生きづらさにつながってしまうのは、

「自分は幸せを感じられないダメな人間だ」と感じて自己否定してしまうことが理由なんですね。

「自分は幸せを感じられないダメな人間だ」思っていましたが、そうじゃなかったってわかりました。

ひとが幸せだと感じることに自分は感じられないのは、贅沢でバチ当たりなことだと思っていたました。

(ブログの読後の感想、セッション・講座後の感想より)

 

 

 

 

幸せセンサーの感度が下がっている


 

HSPが幸せを探しつづけるワケの二つ目は、幸せを感じるセンサーの感度が下がっているから、です。

幸せを感じるセンサーが機能していない。

つまり、幸せなのに、幸せを感じられなくなっているんですね。

この幸せセンサーの機能不全について紐解いてみましょう。

  

幸せをバンバン感じちゃっている人というのはですね、

しあわせな出来事に焦点を合わせ、感情が湧き上がってきたときにそれを受け入れています。

 

たとえば、春の匂いがしてきたとします。

その春の匂いを言葉にして

「あ、いい匂い。春の匂いだねー。いいお天気で幸せだねぇ」

と感じたことを、気持ちのよい言葉で表現することができるんです。

(夏の最中にこの表現で恐縮です)

 

そしてたとえ、不幸な出来事があったとしても、

ご自分の感情を否定することなく、「悲しいねぇ」「辛いねぇ」とその場で自分に同意します

そうすることで、マイナスの感情を消化しているんですね。

 

幸せを感じづらくなっているというのはどういうことかというと、

幸せだと思うことを自分に許可していない状態んです。


「自分だけ幸せになるなんて、いけないことだ」

「家族に悪い」

「自分が幸せだなんて許されない」

などが刷り込まれている状態です。

 

かくいう私も自分に幸せを許可していませんでした。

私はずっと努力しつづけなければならない。

何も成果をあげていないのに、のんびり幸せなんか噛み締めてはいけない。

そう思い込んできました。

だからなのか、いいことがあっても、素直に喜ぶことができませんでした。

「そんなこと大したことじゃないし」となんでもない風に見せていて、心の中を覗かれないようにガードしてきてしまっていましたから。

 

これ、二重ロックがかかっている状態です。

そのロックがかかっていると、実は幸せを感じるには、すごく邪魔なんです。


しあわせを感じるためには、そのガード外しましょう。

ちなみに私も、幸せになってはいけないガードが強固にかかっていました。

それを、徐々に、本当の感情がわかるようにしてきました。

2年くらいかかったかもしれません。

 

二重ロックガッツリのときは、

お金がないわけではなかったのに、自分のために使うことができなかったんです。

今思えば不思議です。

買い物は家族のためのものばかりで、自分のために必要なものまでガマンしていました。

でも、二重ロックを外し続けていたら、自分の楽しみのためにお金を使うことができるようにまでなりました。

自分だけが犠牲になればいい!と思ってひたすら稼ぐために働いていましたが、夫の給料に頼ることができるようになったり。

それと並行するように、夫との関係も変わってきました。

かつては、言いたいことを言わずに、グッと心の中に言いたいことを普段は溜め込んでいました。

そして、我慢できなくなると、マグマを吐き出すように爆発して陰険なケンカに陥っていました。

 

ところが今は、夫の気分を害さずに夫にホンネで話せるようになりました。

そうなると、もう、家族の雰囲気はよくなるしかない。

また、仕事でも同じ現象が起こりました。

自分が切り盛りしなければ!

という責任感で、必死に店を回していました。

が、その考えも思い込みの上書きで、きれいになくなってしまいました。

ほとんどの仕事をパートさんたちにお願いしても、店はよく経営できていたのです。

むしろ、わたしがキリキリしていた頃よりも、よくなって。

  

ホンネを知ることができるようになったこと。

二重ロックを外し続けたこと。

そのおかげで、とても生きやすくなっていました。

あなたの場合はどうでしょうね。どんな二重ロックがかかっているでしょう。

個人相談では、過去に封印してきた「本当の感情」を開封していきます。

ご自分の本音を、無意識にしまいこんでしまっていて、

じぶんひとりでは到底取り出すことができなくなっていること、、、HSPさんには多いです。

 

HSPは、誰かを喜ばすために自分を抑え込むなんてこと、

自然にやってしまいますから、当然といえば当然で。

でも、想定外なのは、自分で自分のほんとうの感情を抑え込んだことに気が付けなくなってしまうってことなんですよね。

そうなったときは、HSPの仲間を頼るのがいいと思うのです。

 

 

 

遺伝子による前提「足りない脳内物質がある」


 

幸せなのに、幸せを感じられなくなっている第三の理由。

第三の理由、、、、みっつめ、、、

繊細で感受性豊かな人は、いっぱい乗り越えないと、幸せを堪能できないなぁ、、

と、思い始めますよね。3つ目ともなると、、、。

 

いやいや、乗り越え甲斐があるってもんですよ。一緒にがんばりましょう。

 

さて、3つ目。

幸せなのに、幸せを感じられなくなっている第三の理由は、実は遺伝子なんです!

 


なんと、、、

HSPのほとんどの人がもっている遺伝子情報で、ある脳内物質が不足しがちなのだそうです。

不足しがちな脳内物質、、、それは、セロトニンです。

セロトニンという脳内物質は、

人の心のバランスを整え、安定させる役割があるので、これが少ないと不安を感じやすくなります。

HSPはほとんど、セロトニンが少なくなりがち。

 

つまり、HSPのほとんどの人が不安を感じやすい仕組みを遺伝子的に持ってしまっているってことなんです。

遺伝子とか言われると、もうどうしようもない気がしてしまいますね。

でももちろん、そんな悲しい気持ちのまま終わらせませんよ。

 

このセロトニンを不足させがちな遺伝子(セロトニン運搬遺伝子S型)には、別の面があるんです。

  

セロトニン運搬遺伝子S型は、

落ち着いた環境に身を置くと、人一倍力を発揮することができる!

ってことも研究からわかっています。

 

なので、S型遺伝子をもっているHSPが幸せを噛み締めながら生きていくためには、

 

落ち着いた環境を意識的に選択する

落ち着いた脳内環境を、なるべく長い時間キープする

 

ということが、有効なんです。

 

 

落ち着いた環境にいらっしゃる方は、すでにこのはクリアになっていますので、

を意識されるとS型遺伝子が力を発揮して、幸せを感じやすくなっていきます。

 

また、落ち着いた環境にいらっしゃらない方は、

転職、引っ越しなど物理的に環境を変えることも、

潜在的な能力を発揮させ、幸せな気持ちで生きるためには必要な戦略かもしれません。


でも、物理的に物事を動かすのは、難しいことも多いですから、

まずは、脳内を落ち着いた状況にキープするの方からとりくんではいかがでしょうか。


脳内を落ち着かせるというのには、
瞑想が効果的です。

私はまさに瞑想を定着させることによって幸せを感じやすくなってきたと実感している一人です。

 

特に、今日から真似していただきたいのが


「寝る前の1分瞑想」

 

「今日も幸せな一日でした。ありがとう」と唱えることです。

(そして無になって眠る。) 

  

これだけで、どんなにひどい1日も、最高の1日になります。

 

 

 

 

そして、それから。


HSPが幸せスイッチを押すと、どんな人生が待っていると思いますか?

これは、、、すごいですよ!!

幸せスイッチ入ったときのHSPは、

 

自然に頑張ることが身についているので、

自然の流れに沿ってオールをこがなくても自然に流れに乗っている

のに、さらに自力でオールをこごうとする、

ところにさらに、他人の助けが入る、

から、助けてくださった方に感謝しつづける、

のでさらに、どんどんサポートの手が広がっていく。。。

  

そんな努力が結実するような流れ(本流)を体験してしまいます。

本流にのったあなたは、他人の目も気にならないし、他人の成長は喜べるし、

起こることは起こることとして自然にフラットにとらえられるし、

もともと貢献心、公平心が強いので、みんなのためになることを進んでやることができるため、

特別すごいことをしていなくても信頼されます

 

そりゃー、ときには不都合なことも起こりますよ。

でも、そんなときこそ、フラットに戻す。

この世で起こることは、すべて雑念です。

ココロを乱される必要性なんて、ひとつもないのです。

 

心が乱れやすい私たちだからこそ、

それを自分の心を乱すために使うんじゃなくて、役に立つことに使う。

幸せスイッチを押すと、そんな人生がまっているのです。 

幸せスイッチは誰にでもついています。

ただ、HSPの幸せスイッチには、厳重なカバーが3ついていて、

なかなか探し当てることができないだけのこと。


ひとつずつカバーを外していくことに、たんたんと取り組んでいけばいいのです。

  

 

 

 

 

余談:感情の隠ぺいをやめる。繊細な感覚をたんたんと口にしてみる。


 

生きづらさを感じているHSPは往々にして、自分の感情や、自分の価値を認めることができていません。

感情って、湧き上がってくるものだと思われているかもしれませんが、隠ぺいしていると、出さないままでいることもできます。

どうしてHSPは、こんなにも自己肯定感と存在価値を低くしてしまっているのでしょう?

多くの生きづらいHSPが自分の感情と価値を認められないまま生きてきた過程をたどってみましょう。

赤ちゃんのときにさかのぼります。まず、

 

 

HSPは生まれた時から繊細なので、環境にすぐに馴染めません(よく泣く)

両親が子育てに疲れ、失望します
 
感受性が高いので、両親の失望感を感じ取ります

自分のせいで親を悲しませた!と気づきます

ありのままの自分ではダメだ!と考えます

頑張らないと見捨てられる!と焦ります

愛されるため、認められるために頑張りはじめます

優秀(様々な分野で)になります 

でも、心の中では不安だらけ

「自分はちゃんとうまくできているか?」「周りの人から好かれているか?」と考え続けます

失敗したら、見捨てられる!と常に気を抜かないようにしていて、いつも緊張しています

失敗しないように、さらに慎重に行動するようになります

でも緊張しているので、失敗します

罪悪感、自己否定感にかられます

このままの自分ではダメだ!とさらに強くかんがえます

 

 

このように、自分の価値にいつも疑問を持ち、見捨てられないよう慎重に行動しています。

見捨てられないためには、優秀でないといけないので、気を抜かず、ぬかりなく努力しようとします。

そのため、完璧主義に陥りがちです。

自分の感情なんて大事にしている暇はなくて、自分の感情にはまずは目をつむり、努力し、優秀でありつづけようとします。 

そうでないと、見捨てられるから、、、、

だから、自己肯定感が低いままで努力することがどうしても必要で、大切なのです。

 

でも、当の本人は、自分の感情を押し殺しています。

自己肯定感が低いままであることや、存在価値を認められないままでいることは、辛いのです。

だから、人はどうなんだろう?って比較してしまいがちです。

 

だったらどうする?

 

そもそものこの悪循環の源がどこだったかというと、親をがっかりさせたことだったんです。

親をがっかりさせたことが、自分の敏感で繊細な内面を隠蔽し始めた原因なのです。

HSPが、その自分の繊細さ、敏感さの隠蔽をやめると、この悪循環の元が断ち切れます

 

どうしたら断ち切れるかというと、自分の感覚の繊細さを、言葉にしてみることでできます。

 

たとえば、わたしがよく言うようにしているのは、

「わたしはとても寒がりなので、暖房をつけてほしい」です。

 いや、これバカみたいですけどね、いいですよ。

周囲の人からしたら、わたしが寒がりなのは、それ以上でもそれ以下でもない

ただ、「時田は寒がり」というだけのことだったと、気づきます。

 

これね、恥ずかしくて言うことができませんでした。

自分の感覚を言い表わすことが恥ずかしいという感覚も、HSP独特ですよね。

こういう自分の感覚を言葉にしてみて初めて気づいたことがあって、それは、

「寒がり」ということは「恥ずかしいこと」だと自分で勝手に解釈していただけだったのだということでした。

 

他には

「わたし、努力家で」

「わたし、冬の朝が苦手で」

「わたし、ひとにめちゃくちゃ気を使うので」

「わたし、頑張りましたから」(褒められた時に)

などを言葉にして言ってみています。

 

自分の感覚を言う時はコツがあって、なるべく淡々と言うこと!

 

自分の感覚、感情を取り戻すために、自分の敏感さ、繊細さの隠蔽をやめてみましょう。

そしたら、環境は改善されていき、生きやすくなりますよ!これ、太鼓判です!

 

どのような感情を隠しているのかがわからない方は、

個人的にお話しをお伺いしております。

 

HSP/HSS LABO代表 時田ひさ子

日本で初めてHSS型HSPに特化した心理カウンセラー。
一般的なカウンセリングや心理療法では理解されづらいHSS型HSPの複雑な性格を紐解き、のべ5,000人にカウンセリングを実施している。 自身もHSS型HSPであり、3児の母。

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