HSS/HSPコラム
「繊細、感受性豊か、傷つきやすいHSPの中に、3つのタイプがある!」
というタイトルで書き始めたものの、、、、途中で、どんどん泥沼に。
「HSPを3つなんかに区切れない〜!!」という状態にハマっていました。
パーソナリティ心理学の論文やら、
アーロン先生(HSP発見者)やら、
クーパー先生(HSS専門家)の本を読み散らかしながら、泥沼から這い上がってきたところです
性格分類って、現在も研究が盛んに行われている分野で、
英語から日本語に変えると性格の意味が変わってきてしまったり、
日本人研究者の中でも同じ気質につける言葉が違ったりと固まっていないんです。
その上、HSPというのはまだ、「性格分類」のどこにも分類されていない新参者なんです。
なので、今までお会いしてきたHSPの方達や、私や家族を分類してみるとどうなるか?
随分長いこと考えてました。
HSPだったら誰でも持っている特性は、
感覚センサーが鋭く
感情が幅広く、かつ頻繁に作動し、
精神生活が豊か(美しさへの共感性が高いなど)
です。
この変えることのできない遺伝子ベースの上に「親」「生育環境」「教育」などの環境要因が乗っかります。
それらの先天的な特性(HSP)が50%、
後天的な環境要因(親、生育環境、教育)が50%、
が相互に影響してその場の役割などで変わりながら「性格」が作られています。
そこで、HSPを大きく3つにわけるとすると、こうなるかな?というのが以下の3タイプです。
このタイプは、社交的で一見してHSPに見えないことが多い。
が、内面には、敏感すぎる気質が潜んでいる。
破天荒な行動をとりがちですが、繊細で傷つきやすくもある。
そのため、好奇心に導かれて積極的に行動するものの、他人の言葉や視線が気になったりして楽しめなくなったり、
感覚と感情を使いすぎるため興奮状態になり、すぐに疲弊したり、急激に1人になりたくなるという複雑なタイプです。
「真逆のベクトルを、いつも綱引きしている」とか、
「アクセルをフルパワーで踏みながら、ブレーキもフルで踏み込んでいるようだ」という表現がぴったりです。
このタイプは、繊細なセンサーで感じ取ったことを表現するタイプです。
自分の感じ取ったことを家族に限って伝えます。
非常に繊細に感じ取るので、細かいことに文句をつけたくなり、家族がそれを聞かされるので家族が疲弊していきます。
良くも悪くも察知する力にたけ、いろいろなことを見抜いてしまうので、大人のごまかしや嘘などを見抜くことはお手の物です。
小さい頃は、面倒なことを言う子供だったかもしれません。
でも、自分が時々、ひどくわがままになったり、悪意を持っていることを知ってはいます。
ですが、あくまでもHSPなので、「わがまま」「悪意」と相反するようですが、自分自身を過大に評価することはありません。
自己評価はあくまでも低めです。
このタイプは、繊細なセンサーで感じ取ったことを内面で処理しようとするタイプです。
非常に繊細に感じ取りますし、良くも悪くも察知する力にたけ、いろいろなことを見抜いてしまうので、
大人のごまかしや嘘などは見抜きますが、特に何も言いません。
何を考えているのかわかりづらいのです。
とても律儀で、嘘がつけないのもこのタイプです。
文章や絵やデザインなどに表すことは得意で、淡々と作業を進めます。
地道な努力をすることができる上に、さらにとても視点がユニークで、
人が気づかない視点をもっていますが、そのことをひけらかすことはありません。
以上HSPの3分類ですが、あなたはどれに当てはまりましたか?
ふたつにまたがって当てはまる、なんて方もいると思います(わたしもです)。
日本で初めてHSS型HSPに特化した心理カウンセラー。
一般的なカウンセリングや心理療法では理解されづらいHSS型HSPの複雑な性格を紐解き、のべ5,000人にカウンセリングを実施している。自身もHSS型HSPであり、3児の母。
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