HSS/HSPコラム
このコラムは
HSPだと認めづらい方や、もしや自分はHSPというタイプなのかも?と思う方に読んでいただきたいです。
「自分がHSP/HSSだってわかって救われた」
「自分のことを話しているんだって気づいた」
「時田さんのブログも、じっくり読ませていただいてます!」
といった反響がある反面、気になる質問もいただいています。
それはつまり「自分はもしかしたらHSPなのでは?」という可能性を、
恐る恐るさぐっていらっしゃる方たちがいらっしゃる、ということです。
わかります…ものすごくわかります。
なんだか、なにか重い病気を宣告されてしまったかのような
ガツーンと殴られたような重い衝撃をココロに受けてしまった感じ…
HSPは病気ではないです。
でも、自分を認めづらい場合は神経症や精神的な病気になりやすい傾向も、あります。
私も今は受け止められていますが、最初に「HSP」ということを知ったときや、
「HSPは遺伝(遺伝子上の特性)だ」と読んだときは目を疑いました。
なので初めてHSPのことを知り、なおかつさらりと
「遺伝です」と言いきられてしまったそのショックは…1日、2日で受け止めきれませんよね。
そんなあなたに向けて、今日はここしばらくどんな気持ちでいたらいいのかをお伝えしていこうと思います。
まず「へー。HSPっていう分類があるんだ」と客観視していてもいい、ということ。
HSPの方は概してまじめなので(もちろん、私を含めてです)、
言いきられると「そう思わなくちゃいけないのかな」と考えやすい傾向があります。
なので「この特性を持っている人は、HSPで、遺伝だからずっと変わりません」と
言いきられると、そこにがんじがらめになってしまう可能性が高いんです。
もしかしたらそうじゃ(HSPなのでは)ないか?とマイナス方向に考えがちになってしまったら、
「あ、そうか。これが考えに縛られてるってことか」と、
まず自分がその考えを信じ込みそうになってたと思ってみてほしいんです。
「へー、HSPっていう分類があるんだー」と、他人事として客観視していていいんです。
今までとなにも変わらないことに気づいてください。
それからもしも、
「あ、自分HSP/HSSだわ」とふと腹落ちしてしまったら、
今度は感情の波がやってくるかもしれません。
急に悲しくなったり、何かをものすごく愛おしく感じたりです。
そのときも周りを見回して「今までとなにひとつかわらない」ということに気づいてほしいんです。
誰かと話をするのもいい。
LINEでやりとりするのでもいい。
あなたの心の中で起こっている変化と外の世界は別であり、
あなたをとりまく環境は、あなたがHSPだと気づいても気づいていなくても
なにひとつかわらないんだってことを、そっと確認してみてほしいんです。
それから…無理に知識をつけなくてもいいです。
HSPの方たちはまじめだから、
そして、HSP/HSSの方たちは性急なので(これももちろん私を含めて)、
「HSP」「HSP/HSS」を検索しているかもしれません。
でも、HSPの特徴のひとつに「自分の感情を置き去りにすることがある」んです。
なので、まだ自分がショック状態から抜けられていないのに知識で埋めようとするクセが発動してしまって、
頭で理解しようとしてしまうんです。
HSP告知ショック状態から抜けるのに、思っているよりも長く時間かかります。
(HSP的には最短で2日くらいでしょうか。)
感情が落ち着いてから…感情が落ち着いてから頭で理解しても、大丈夫ですから。
それから…
ショックを受けている、認めたくないってことは、HSPだってことが否定的にとらえられているわけですよね。
HSPって、そんなに卑下する存在でもないって思いますよ。
…というかむしろ「やった!選ばれた人かも?」とさえ思えます。
HSPかどうかがわかったからといって、
それは生きやすくするためのものさしのひとつでしかないです。
その人がその人らしく能力を発揮することができさえすればどっちでもいいと、究極思います。
HSPの中にはせっかくの能力を発揮できずに自滅している方が多いため、
あえてHSPかどうかを問うているだけです。
だから、その能力を発揮して世の中に貢献しているならば…
一生、HSPであることを自覚することがなくていいと、思っています。
日本で初めてHSS型HSPに特化した心理カウンセラー。
一般的なカウンセリングや心理療法では理解されづらいHSS型HSPの複雑な性格を紐解き、のべ5,000人にカウンセリングを実施している。自身もHSS型HSPであり、3児の母。
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