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TOPHSS/HSPコラムHSC男子について知っておくべきこと(39)第8章「有害なセラピー体験」「10代のHSBへのセラピー」

2022.09.13

子育て

HSC男子について知っておくべきこと(39)第8章「有害なセラピー体験」「10代のHSBへのセラピー」

上記の本『The Strong, Sensitive Boy  / Ted Zeff,PH.D.』を読み進めています。

HSS型HSPの親がHSP男子を育てるのは
なかなかの難事業だ、、と思っております。

そこで、このHSP男子を育てることについて
同じように悩みながら毎日挑んでいるみなさまと共有したいと思い、
シリーズでお届けしています。

翻訳家ではないので、必要な箇所のみピックアップしてわかる範囲で日本語にしていますことをご了承の上お読みください。

 


 

有害なセラピー体験

 


息子さんをかからせるのであれば、セラピストは慎重にえらんでほしいものです。

スティーブのような例があるからです。

スティーブは中学1年の時に同級生たちにからからかわれたので、親に医師のところに連れて行ってもらいました。

「その医師は、なぜいじめられたのかを聞いてきたので、『わからない』と答えました。

医師は、いじめられるのは自分が悪いんだと感じさせるように促し、僕が学校で屈辱を受けていることについて恥ずかしいと感じるようにしむけたんです。

もう僕は、話したくなくなりました。でもその医師は、僕がなぜ話さないのかについてもまったく理解しなかったのです。

まるで 12 歳の少年が、まったく見知らぬ人に、自分がなぜ学校でからかわれているのかを話すような感じだったのです。

自宅でだらしなくしている理由について執拗に質問されるのをガマンするのは苦痛でした。

学校で一日中屈辱を受けた後、自宅で時折癇癪を起していました。ですが、医師はその痛みを全く理解することはありませんでした。

それに私は、その医師のところに行っているのを知られるのが怖かったんです。私が変なんだと思われるのではないかと思っていました。そこに行きたくなかったのは、そういう別の理由もありました。

結局、母は医師になにも私が話さないことに業を煮やして、無駄遣いをしていると言って来たんです。私に罪悪感を感じさせようとしたんでしょう。でも、私はそこまで悪いとは思っていませんでしたが。」

良いセラピストを探してあげてください。

子ども達にスキルのあるセラピストを。よく見て能力を確かめましょう。

 

13歳以下の子どもはセラピストと話すのはあまり向かないのが一般的だけれど、11、12歳くらいで十分話ができる子どももいます。逆に、13、4才でも大人と話せない子もいます。

でも、スキルと経験のあるセラピストは思春期の子どもとの会話でもちゃんと彼らのことをつかみます。

以下に子供のセラピストの観察すべきポイントをまとめました。

 

・信頼され、推薦されているチャイルドセラピストを、医師、スクールカウンセラー、友人に聞いてみましょう

・繊細な少年(やその家族)についてのカウンセリング経験について確認しましょう

・最初のカウンセリングには、子供と同席してもよいかどうかを確認しましょう

・最初のカウンセリングの前に、息子さん自身がそのセラピストとのやりとりが心地よいと感じてほしいということを知らせましょう

 

セラピストと会ったときは、息子さんに心地よいかとか、安全だと感じているかとか、価値があるように思うかとか尋ねるようにしましょう。そして、息子さんがセッションに前向きかどうかをよく見ておいてください。セラピストがあなたの心配に配慮してくれているかどうかということと、あなたの息子さんがよくなっているかどうかが大事なことです。

 

 


 

10代のHSBへのセラピー

 


 

もし息子さんが10代ならば、彼が必要とするカウンセリングをうけさせるのはとてつもなく意義深い。繊細な男性は直感的で、無意識にアクセスしやすく、豊かな内面性を持ち合わせています。好奇心や誠実さ、理解力も高い。治療的な関係性を受け入れることを好むということに関しては、10代の男も同様です。

ダンは高校時代に、セラピストと人生が変わるような重要な経験をしました。

「17歳のとき、親が僕を心配してセラピストを探してくれました。クラーン先生はHSPで、僕の男性ロールモデルです。僕に、感情を表現してもいいんだということを教えてくれました。僕の繊細さに共感し、優しい男の子をからかった攻撃的な子供たちが明らかに間違っているとわからせてくれたんです。そして、感じる事と、感情を表現することの大事さを教えてくれました。先生は僕の恩人です。僕が僕であるために強さをもたらしてくれた人です。」

HSMセラピストは、思春期のHSBにとってロールモデルとなりうる重要な存在です。また、自己肯定感の低さに悩んでいるHSBにとって共感して善悪で判断しない非HSPのセラピストも悪くないでしょう。

思春期のHSBに、良いセラピストを見つけてあげてください。以下にポイントを挙げておきます。

・思春期に詳しく、経験のあるセラピストを、医師、スクールカウンセラー、友人に聞いてみましょう

・HSBのセラピーを日常的にしている人かどうか

・セラピストに、子供に起こったことを話してみましょう。その答えが、あなたの息子さんの問題を解決してくれそうかどうかを観察しましょう。

・セラピストに、個人情報の扱い方と親と話す手順について尋ねましょう。

・息子さんと一緒にセラピストに質問をした後で、息子さんが落ち着いていられたかどうか、息子さんに意見を聞いてみましょう。

・セラピーの間、息子さんが安心していられているかどかを確認しましょう。息子さんがやめたがっているなら、その理由を聞き、セラピストと共にその理由について話し合うことが大事です。

・息子さんがあまり良いと思っていないと感じたら、セラピストへの感情をどう解消するか話し合いましょう。息子さんによくないと思われるならば、そのセラピストにかかるのはやめて他のセラピストを探しましょう。

 


 

 

次回は「若いHSMがセラピストを選ぶには」「章のまとめ」をお伝えしようと思います。

 

では!

 

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HSP/HSS LABO代表 時田ひさ子

日本で初めてHSS型HSPに特化した心理カウンセラー。
一般的なカウンセリングや心理療法では理解されづらいHSS型HSPの複雑な性格を紐解き、のべ5,000人にカウンセリングを実施している。 自身もHSS型HSPであり、3児の母。

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