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TOPHSS/HSPコラムHSC男子について知っておくべきこと(38)第8章「うまくいくカウンセリングとは」

2022.09.06

子育て

HSC男子について知っておくべきこと(38)第8章「うまくいくカウンセリングとは」

上記の本『The Strong, Sensitive Boy  / Ted Zeff,PH.D.』を読み進めています。

HSS型HSPの親がHSP男子を育てるのは
なかなかの難事業だ、、と思っております。

そこで、このHSP男子を育てることについて
同じように悩みながら毎日挑んでいるみなさまと共有したいと思い、
シリーズでお届けしています。

翻訳家ではないので、必要な箇所のみピックアップしてわかる範囲で日本語にしていますことをご了承の上お読みください。

 


 

繊細な男の子のためのうまくいくカウンセリングとは

 


 

繊細な男の子たち(HSB)を手助けするための心理療法メソッドは、いくつもあります。なにが最もよいかみていきましょう。

 

  • 芸術療法、遊戯療法

13歳くらいまでの繊細な男の子には、話をするセラピーよりも芸術療法か遊戯療法をやっているセラピストがいいです。

すわりっぱなしで話すやり方だと、普段どおりの感情や言語がうまく伝えられません。でも、身体を動かしていると、安心してコミュニケーションができるのです。セラピストが彼と一緒になにかするというのが、彼の感情を引き出すのには最適なのです。

芸術療法、遊戯療法は、繊細な男の子が他人から受けるネガティブな感情を手放すのに役立ちます。それに、認識できないレベルの内的葛藤を認識する役にもたちます。内的な認識や、本能に従うことや体の内側のバランスシステムを感じ取ることさえも直接経験することができるのが、芸術療法や遊戯療法なのです(Crawford,2009)。絵具やクレヨンで描いたり、粘土を使ったり、音楽、砂遊び、パペット、クリエイティブなゲームで遊びながらセラピーは進行します。

 

  • ハコミ療法

ハコミセラピーは、身体指向の心理療法で、マインドフルネス、非暴力的、心と体のつながりと統一感をベースにしています。

マインドフルネス、あるいは今この瞬間における気づきを通して、良い悪いをジャッジすることなく体の奥深くにある感覚と考えに至る安心感を得られるのです。

有機性が体を癒しに導きます。(有機システム論)肉体と心がつながっていることは、感情が体調に現れることで明白です。

団結とは、すべての存在の相互関係を示す非階層的な治療アプローチを指します。

Will Sherwinという、遊戯療法とハコミを融合して提供しているセラピストがメールをくれたんです。シャイで繊細な男の子に自信を持たせることができたと報告してくれました。

「6歳のCoryとパペットを使って取り組みました。クラスメイトを避けて、学校ではほとんどしゃべらない子だったんです。遊戯療法で、カタツムリのパペットの役を自分がやったのですが、Coryは最初はいやがって他のことをやりたがりましたが、だんだんと彼はカタツムリを励まし始めたんです。ある意味で、私は彼を恥ずかしがっていて、自己主張のできる子になるチャンスを彼に与えていました。自己主張を練習するチャンスを得た時、ちょっと危険かもと思うことを遊戯療法で表出していたら、学校でも怖くてやろうとしなかったことをやり始めたんです。このことが彼を開放し、新しい自信を持った彼のやり方を手に入れていったんです。」(2009年6月30日)

ほかには、

  • スポーツ志向カウンセリング

一緒にスポーツをしながら、本当はしてほしかったことや、どんなに淋しかったか、などを聞くという方法。

 

  • 感情を所有するという核心的なアプローチ

「一体誰の感情なのか?」について気が付くように声かけをして、人の感情を取り込まないようにその都度気が付けるようになる、というやり方

 

以上のようなさまざまな方法をとることは、繊細な子供にはとても重要なのです。

お子さんにとって最も良い手法を持ち合わたセラピストを探してみてください。

 


 

翻訳後記

 


 

後半二つは、短く端折りましたが、私がかくれ繊細さんに対して実践しているのに最も近い方法は、一番最後の「感情を所有するという核心的なアプローチ」だと思います。

大人のかくれ繊細さんの内的処理は、年季が入っているため入り組んでしまっています。

途中まで引き出しながら、もう一方の手で少しずつずらしていく、というような繊細で、かつ確信的で確信的な方法でないと、逃してしまうのです。

私もよく、自分の判断なのか、それともかつて親から教え込まれたように感じているだけなのかがわからなくなってしまっていましたが、そういう状態であることにすら気づいていませんでした。

それで、自分が罪悪感を感じれば、その不快感に苛まれ続けていたのですが、
あるときからそれは、「感じさせられたもの」であり、本来自分が感じなくても良い感覚なのかもしれないと気付けるようになりました。

「それは一体誰の感情なのか?」という問いが、自分の感情と他人から押し付けられた感情を区別することに、実際に役立ったのです。

 

実際、自分にとって、罪悪感を区別できたことによって、生きづらさが格段に変わりました。

可能であれば、かくれ繊細さんのセッションで、そのことを体験してみていただきたいなと思います。

 

では!

 

NEW!

HSP/HSS LABO代表 時田ひさ子

日本で初めてHSS型HSPに特化した心理カウンセラー。
一般的なカウンセリングや心理療法では理解されづらいHSS型HSPの複雑な性格を紐解き、のべ5,000人にカウンセリングを実施している。 自身もHSS型HSPであり、3児の母。

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