HSS/HSPコラム
上記の本を読み進めています。
HSP男子を育てるということに関し、みなさまとシェアしたいと思い、シリーズでお届けしています。
翻訳家ではないので、必要な箇所のみピックアップしてわかる範囲で日本語にしていますことをご了承の上お読みください。
(以下、『The Strong, Sensitive Boy / Ted Zeff,PH.D.』より必要箇所をピックアップ・翻訳して引用しています。)
HSC男子について知っておくべきこと(9)第一章
「繊細な男子とはいってもみんな異なっている」
非HSP80%の中でも、行動は多岐にわたっていて均一ではありません。繊細な男子においても、多様な感情反応があり、心理反応があります。繊細な男子が暴力を最も嫌いますが、HSM(HSP男性)の一人が少年時代に自信がBB弾が大好きだったことを話してくれました。
エレイン・アーロン博士は、繊細な人にも繊細でない人にも、刺激追求性を強くもつ人たちが存在していると解明しています。この人たちは、刺激を楽しみ、たやすく飽きます(1996年の研究)。これらのHSSな人たちは、身体的スリルのようなものが好きで、探求を愛しています。あなたの息子さんが、HSBであると同時に、刺激追求性を同時にもちあわせているということも十分考えられるのです。
この本の後ろの方には、アイスホッケーを楽しんだり未知の場所を探検するのが大好きなHSMについてお話しますが、親御さんたちは、HSBでHSSな人たちが、刺激に簡単に圧倒され、いつもと違う状況でなにかした後は特に一人で安静にするダウンタイムを必要とすることを知っておいてほしいと思います。
翻訳後記
ここは、HSS型のことが出てくる章です。
この書き方を見ると、ゼフ・テッド博士はHSSではないようなニュアンスを感じます。
文章中の、「たやすく飽きます」の箇所は、原文では「easily bored」と書かれているのですが、淡泊に、しかも端的に言い表されています。
これ、HSS型HSPのクーパー博士がもし記述されるとしたら、ご自身がHSS型HSMだからだと思うのですが、もっと修飾語をたくさんつけられます。
おそらく「たやすく飽きる」の後に「でも、集中している時はすごくのめり込んでいる」とか「飽きるとは言っても、対象物による」とか。さまざまな状況が脳裏に湧き上がってきて、そのどれもを脱落させられない、全部言う必要があると感じるのではないかと思います。
このあたりの回りくどさというか、説明の多さも、HSS特性が影響しているのかもしれないですね。
HSS型とそうでない人との違いが、思いがけず明らかになった章です。
次回は、「繊細な男性はゲイだ、という迷信」という章です。
優しいしゃべり方が、ゲイだと思われやすいというような話かもしれませんね。
では!
日本で初めてHSS型HSPに特化した心理カウンセラー。
一般的なカウンセリングや心理療法では理解されづらいHSS型HSPの複雑な性格を紐解き、のべ5,000人にカウンセリングを実施している。自身もHSS型HSPであり、3児の母。
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