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TOPHSS/HSPコラムHSC男子について知っておくべきこと(8) 第一章「繊細な自分の繊細さを楽しむ」

2022.01.03

子育て

HSC男子について知っておくべきこと(8) 第一章「繊細な自分の繊細さを楽しむ」

上記の本『The Strong, Sensitive Boy』(日本では未販売)を読み進めています。

HSP男子を育てるということに関し、みなさまとシェアしたいと思い、シリーズでお届けしています。

翻訳家ではないので、必要な箇所のみピックアップしてわかる範囲で日本語にしていますことをご了承の上お読みください。

(以下、『The Strong, Sensitive Boy  / Ted Zeff,PH.D.』より必要箇所をピックアップ・翻訳して引用しています。)

*HSB=Highly Sensitive Boy(HSP男子)

*HSM=Highly Sensitive Man(HSP男性)

 


◆HSC男子について知っておくべきこと(8)


◆繊細な男性は、その繊細さを楽しむ

事実、私の研究に協力してくれたHSMたちは、熱く自分の繊細であることの良い面を嬉しそうに語ってくれました。

例えば、直感的にわかる力や人が気付かない事に気づく力は、人間関係を良くしてくれるのだと。

 

ハンス(既婚、デンマーク出身、2人の子どもがいる、教師)

彼は、繊細さによって支えられていると話してくれました。

「HSMであることは、自分を良い聞き役にしてくれる。他の人たちの要望がわかる。私の共感力が相手の気持ちに触れ、容易に人々を好きになれるんです。私にはほとんどの場面で、今なにをしたらよいかがわかる深い内的な感覚があります。それは、私が探している答えみたいなもので、私の肉体に含まれています。」

 

ジョナサン(既婚、フィラデルフィア出身、10代の娘がいる、ファイナンシャルアドバイザー)

「私は、常識的であることに有利さを感じます。それは、私の深く考えを巡らせる能力によるものだと感じています。私は正しいか間違っているかを判断することに長けているとも感じます。直感にもすぐれています。人が何を欲しがっていて、何を必要としているかがわかるのです。私は自身の繊細さが自分にとって必要で、ファイナンシャルアドバイスのプロとして成功していることにも多いに貢献していると思っています。」

 

アラン(既婚、ピッツバーグ出身、心理学者、3人の子どもがいる)

「たくさんの人が私のカウンセリングをうけたいと思ってくれています。周りの人たちが必要なものがわかるし、それを理解し、認めるからです。人々は私の診断を信じ、決して否定されないことがわかるのです。私が、自分の感じたことを伝える能力は、私自身に喜びをもたらしてくれ、人生をより満たしてくれます。自分の感覚を深く感じて感情を表すので、私は社会を優しく、愛のある場所にしてきたと思っています。そして、私の繊細さは夫婦の関係も豊かなものにしてくれています。妻に対しても敬意を払っていて、いつも妻との関係を良いものにしようとしているからです。繊細なHSPの男性は、友人としても、仕事でも、ロマンチックな関係性でも、良い相手になりえると思うんです。」

 

ダフ(離婚経験あり、ロス・アンジェルス出身、電気技師)

メカニカルな面でも、繊細さは役に立っていると話してくれました。

「自分の繊細さは、他の男性よりも触ってわかる感覚が強いと感じています。その感覚は、デリケートさが要求されるときに特に有利。例えば、飛行機を着陸させたり、運転するとかほかのことでも、動きに特化したり、器用さが求められる時がそう。わずかな違いをキャッチできるから、重大なトラブルになる前に直せるんです。この気づく能力があるので、車にガス漏れが少しあるだけで聞き分けられるんです。」

 

繊細な男性も、芸術やクリエイティブな努力での進展で深い喜びを感じます。ジェフリー(ソーシャルワーカー、シカゴ出身)は「ろくろを回しに仕事から帰ってくるのが本当に楽しみです。自分のスタジオで働いている間、いつもクラシック音楽を聴いています。モーツアルトを聞いて陶器を作っている時、私は自分の日常の問題が消えるので、心の深い所で楽しみを感じることができます。」

 

ピーター(サンディエゴ出身、既婚、ミュージシャン、2歳の男の子の父親)

ピーターもアート活動で深い喜びを感じています。「自分は、リズムと詞を聞きながら、深く入り込んで音楽を作ります。私の繊細さはギフトです」

繊細な男性は、自らの繊細さを気軽に体感すると、自らのセンスに完全に焦点を合わせる喜びを知ります。自分が開花し、家族や友人たちに助けてもらえることに、自己受容することの安定した静寂性を感じるのです。


編集後記

 

ハンス(既婚、デンマーク出身、2人の子どもがいる、教師)のコメントに、すごく共感しました。

・良い聞き役

・私の共感力が相手の気持ちに触れ、容易に人々を好きになれる

・深い内的な感覚があり、私の肉体に含まれている

これらは、セッションの時に感じる事です。

セッションを始めたころは、この感覚が、いつも自分の中に起こるかどうか自信がなかったのですが、やがてわかってきました。いつも、目の前に座られる方に同意できるのです。

それはどういうことかというと、
その方の身になって、その方になり代わって、この先を見据えることができるのです。

それは、内的な感覚であるとしか言いようがありません。

とてもうまく説明できる気がしませんが、その方の思考の一部(あるいは大部分)を共有させてもらうことができる。だから、嫌いになるはずがないのです。まったくの味方で、当人です。

その上で、インサイト感覚を発動します。その方がどうしたいのか、紐解こうとしているのに、ご本人はわからないようにせき止めているその箇所を、時田がご本人に変わって知覚します。

これは、普段話しているときには使わない注意力の使い方をしています。
なので、時田と普通に世間話をしているときに私に内面を見られるかもしれないという心配はしなくて大丈夫です。

ちゃんと「見る」となったときに、その感覚が起こります。

人によっては、私が言っていることを否定したかったり、抵抗を感じる事もあります。それは当然のことです。まったくの赤の他人が、自分のことをわかったようなことを言うのですから、抵抗は当然感じるものだと思います。そのときは、待ちます。すぐには受け入れられないということを解決するまでは、その先には進めないのですね。

ですが、
最初から全部受け入れる方もいらっしゃいます。これは、タイミングとか、他でもう手を尽くしてきたにも関わらず、どうすることもできなかった最後の手段として私と会うことを選択するしかなかった場合に、覚悟が決まっているという場合かもしれません。そもそものその方の性質からくるものでもあります。

全員に対して力を尽くしますので、あきらめなければ何等かの方向性は見いだせると思って頂けたら幸いです。

 

HSP/HSS LABO代表 時田ひさ子

日本で初めてHSS型HSPに特化した心理カウンセラー。
一般的なカウンセリングや心理療法では理解されづらいHSS型HSPの複雑な性格を紐解き、のべ5,000人にカウンセリングを実施している。 自身もHSS型HSPであり、3児の母。

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