HSS/HSPコラム

TOPHSS/HSPコラムHSC男子について知っておくべきこと(5) 第一章「男の子の行動の生物学的な理由」

2021.11.29

子育て

HSC男子について知っておくべきこと(5) 第一章「男の子の行動の生物学的な理由」

上記の本を読み進めています。

HSP男子を育てるということに関し、みなさまとシェアしたいと思い、シリーズでお届けしています。

翻訳家ではないので、必要な箇所のみピックアップしてわかる範囲で日本語にしていますことをご了承の上お読みください。

(以下、『The Strong, Sensitive Boy  / Ted Zeff,PH.D.』より必要箇所をピックアップ・翻訳して引用しています。)

 

 

 


 

「男の子の行動の生物学的な理由」

 

古典的な男らしい行動とみなされることのいくつかが文化的、社会的な基準や構造に基づいており、多くの少年たちの行動には、生物学的な理由があります。

マイケル・グリアン(少年の感情についてのたくさんの本の著者として有名)は、

積極性や危険な行動をすることは、少年の体の中のテストステロンというホルモンの優位性によって生まれつき備わっており、プログラミングされていると書いています。

攻撃的な行動の質と量は、少年の年齢と彼がそれを導くようにどのように教えられたかによります(2007年)。

グリアンは、男性のテストステロンによってつきうごかされる行動が、最初に発達したのは、数百万年前であると書いています。

その時男性たちは、もっとテストステロンが必要だったのです。

結果、男性はよりたくさんの必要なだけのテストステロンを生み出せる体に進化しました。

 

研究は、男児と青年が一般的に女性たちよりも攻撃的で積極性を持つようになったことを示しています。

 

ところが、母親が外傷性ストレスを受けると、子宮内の男性胎児へのテストステロン放出を阻害し、少年は攻撃性、積極性が少ない状態で生まれてきます。

これは、HSBが一般的にほとんどの少年よりも攻撃的でない理由を部分的に説明している可能性があります。

しかし、テストステロンレベルと敏感な男性の間に相関関係があるかどうかを判断するには、さらなる研究が必要です。

 

 

「繊細な男性と繊細な脳」

 

男性と女性の行動は確かにホルモンによって影響を受けています。

ですが、また、男性と女性の脳の実際の構造の違いに関連している可能性があります。

 

ローリー・アレン(UCLAの脳研究者)は、男女の脳に見られる一般的な違いのいくつかを指摘しています。

たとえば、空間的関係と活動については、男性の脳の右半球にに焦点が当てられています。

そして、ほとんどの少年たちは脳梁が小さいため、女の子たちと同じようには読みません。

これはまた、感情を表現するのがより困難な男性のことをも説明し得ます。

 

言語スキルの計測をすれば、男性の脳は女性の脳よりも使われていないのです。

結果、脳の機能の違いは、なぜ男性の多くがタスク指向なのかを説明することになります。

 

男性の脳を測ると、調査員は脳がタスクをこなすためにどのように脳にスイッチが入り、タスクが終わったときにスイッチが切れるのかを目の当たりにします。(2007年グリアンによる研究)。

2007年のグリアンの本「少年の心」で、指摘しています。

男性と女性の脳の違いは、狩猟民と採集民であった数百万年も前からプログラムされてきたのだと。

 

狩猟民として男性は、より空間把握することが必要でしたが、感情の動きや共感性や言語能力が、彼らの環境では要らなかったのです。

主に子育てと食料収集の担い手としての女性は、癒しや接触や扱うことのセンスが求められました。

なので、これらの特性を発達させるための脳に進化してきたのです。

 


 

HSP/HSS LABO代表 時田ひさ子

日本で初めてHSS型HSPに特化した心理カウンセラー。
一般的なカウンセリングや心理療法では理解されづらいHSS型HSPの複雑な性格を紐解き、のべ5,000人にカウンセリングを実施している。 自身もHSS型HSPであり、3児の母。

関連記事

ブレなくなる!
メールマガジン配信中

もっとHSS型HSPのことを知りたい!もっと自分のことを確かめたい!と思われた方は、メルマガをご登録ください。