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TOPHSS/HSPコラムHSC男子について知っておくべきこと(3) 第一章「世間から見たHSP男子」

2021.11.15

子育て

HSC男子について知っておくべきこと(3) 第一章「世間から見たHSP男子」


上記の本を読み進めています。

HSP男子を育てるということに関し、みなさまとシェアしたいと思い、シリーズでお届けしています。

翻訳家ではないので、必要な箇所のみピックアップしてわかる範囲で日本語にしていますことをご了承の上お読みください。

(以下、『The Strong, Sensitive Boy  / Ted Zeff,PH.D.』より必要箇所をピックアップ・翻訳して引用しています。)

 

 


 

HSC男子について知っておくべきこと(3) 第一章

 

◆「世間から見たHSP男子」p9

 

HSP男子にとっては、HSP女子より社会的な縛りはきついですね。

男性は、アグレッシブで、厚顔で、感情的にならない、コントロールできるっていうのがあるべき姿だというのが社会的に主流の価値観だからです。

でもそれって、HSP男子とは真逆です。

 

男子は早い段階で、タフであるべし、感情的であってはならないと教え込まれます。

1998年の研究では、「男の世界のルール」に従えないやつは、排斥され、ボコボコになる。

優しさとか穏やかさ、感情を表面に出すなんてもってのほかなんです。

特に、HSP男子は、仲間の圧で、自分が本当に感じる事を否定するのが良い、と理解するようになります。

この本心の否定が、怖れ、心配や自己肯定感の低さを導くのですが。

 

1992年の研究では、少年たちは「男らしくふるまう領域」の中に押し込まれてしまうと記されています。

この「男らしくふるまう領域」というのは、アグレッシブで、タフで、強くなければなりません。

もしそこから出てしまったら、もれなくボコボコです。

 

男子が、「怖い」「心配」「悲しい」のような感情を見せたら、女みたいだとみなされます。

そして、大人や他の子ども達が、

男子にとってそういった感情をもつとうまく生きていけないぞと教え込むのです。

2002年、アーロン博士の論文に、

感情を表す女子たちは他人の期待に応えるので受け入れられやすい、という

男子と逆の現象について明らかにしています。

 

 

 

◆怒り以外のすべての感情を抑圧することを男性は学ぶ

 

一般社会通念として、男の子の赤ちゃんは女の子の赤ちゃんよりも感情を抑圧されるといういうのは驚くべき事実です。

私たちの研究でわかったのは、フラストレーションがあると男の子の赤ちゃんは女の子よりも泣くことでした。

ですが、それは5歳までです。

ほとんどの男の子はその年齢になると、怒り以外の感情を抑え込みます。

 

少年たちは感情をコントロールしつづけることを教えられますが、

しかし、心拍数や皮膚(手のひらの発汗)によって

少年も少女も、感情的な変化に反応の違いはないということをを示してくれます。

(1999年Kindlon and Thompsonの研究)

男の子たちも女の子たちと同じ感受性の高さを持っているのです。

 

たとえば、毎日子供たちをハグする幼稚園の先生は、

男の子はみんな愛されることを求めているし、手をかけてほしいと思っているし、敬われたいと思っているから、

子供たちをハグすることで落ち着いていくと知っています。

 

男の子たちは積極的に活動するか静かにしているとき、普通の子として受け入れられます。

ですが、彼らが普通のレベルで怖さや不安や寂しさを訴えている時

(それは、女みたいな感情だとみなされますが)、

人はそういう子を「変な子」としてしまいます。

 

タフガイのマスクをかぶって生活している男性への影響が、個人レベルにも社会レベルにも及びます。

特に繊細さを持ち合わせている男の子には、すごく壊滅的な影響です。

かれらは普通よりももっと自分の感情を強くしようとするのです。

 

みんなと同じように積極的に行動しないと女々しいと思われる、という恐れによって、

暴力的な男性の行動はなりたっています。

 

ですが、前にも言及した通り、女の子と一緒の組織(共感的で、繊細で、思いやりがあるように表現するような感じ)にいるための行動は、自然な男性の性質でもあるのです。

その男性の性質は、普通に多くの組織で認められていないことなんです。

 

人類学者が発表したのは、

ある文化では暴力的な男性の行動はなかったことになるそうです。

マレーシアのセモアのあたりのことだったと思います。

同じように、アメリカの最もうまくいったクリスチャンのHutterite Brethenというグループは、人を殺めることなく350年以上うまくやれています。

そこから考えると、おそらく、暴力は男性にとっても普通の事じゃない、のではないかと思うんです。

あとから付け加わっていったものだろうと考えています。

(1999年Kindlon and Thompsonの研究より)

 

 


 

続きはこのような内容です↓

◆男らしさとは

◆男子の行動についての生物学的な理由

◆繊細な男性たちは繊細な脳を持つ

◆フィットしない

◆繊細な男性の長所

◆HSP男性が自分の繊細さを使いこなす

◆HSP男子だってみんな同じじゃない

◆繊細な男性はゲイと見なされやすい

◆世界中にいるHSP男性

◆北アメリカのHSP男子

◆結論

HSP/HSS LABO代表 時田ひさ子

日本で初めてHSS型HSPに特化した心理カウンセラー。
一般的なカウンセリングや心理療法では理解されづらいHSS型HSPの複雑な性格を紐解き、のべ5,000人にカウンセリングを実施している。 自身もHSS型HSPであり、3児の母。

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