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TOPHSS/HSPコラムHSC男子について知っておくべきこと(2) 第一章「繊細な男子にとっての挑戦・得られる恩恵」

2021.11.08

子育て

HSC男子について知っておくべきこと(2) 第一章「繊細な男子にとっての挑戦・得られる恩恵」

翻訳家ではないので、必要な箇所のみピックアップしてわかる範囲で日本語にしていますことをご了承の上お読みください。

(以下、『The Strong, Sensitive Boy  / Ted Zeff,PH.D.』より必要箇所をピックアップ・翻訳して引用しています。)

 


 

第一章「繊細な男子にとっての挑戦・得られる恩恵」

 

「10歳の息子はなにか悪いところがあるんじゃないかと思ってるんです。

この子は簡単に泣きます。家の中で音がすると文句を言います。私がキッチンで料理していると、頻繁に鼻をつまんで匂いを止めようとします。

息子はいつも家にいてゲームをしたり、テレビを見たり、本を読んだりしていて、友達がいません」

「私は少年の頃、いつもなにか違和感を感じていました。他の人たちみたいにはできなかったから。喧嘩している男の子たちが目に入ると、憂鬱になります。怖いんです。

自分はいつも本当の気持ちを言わないようにしていました。繊細過ぎるのを恥ずかしがっているのが怖いと思っていたんです。」

もしこういった言葉に近しい感じがするなら、あなたの息子さんはおそらくHSB(ハイリ―センシティブな男の子)でしょう。

あなたの息子さんが他の大半の男の子たちとは違っているけれど、その子はひとりなわけではない。この言葉のように、人口の約20%が高度に感受性が高く、男女比は均等です(Aron,1996年の研究論文で明らかにされた)。

言い換えると、男性の約20%は感受性が高く繊細、つまり、5人に1人は高度に反応する神経システムを所持しているのです。

 

◆HSBとはどんな子たちなのか

HSBとそうでない子との違いはなんでしょう。

HSBは身の周りの刺激をそぎ落とすことに苦労し、音や人ごみや時間の制約といった刺激だけで簡単にいっぱいいっぱいになってしまいます。

HSBは痛みや暴力的な映像に強く反応する傾向がある。

同様に、まぶしすぎたり、匂いが強かったり、生活の変化などにも不快感を感じます。

HSBの神経回路は、他の非HSBよりもそういったものに対して敏感だと気付いています。

だから、HSBは周囲の環境に簡単にかき乱されるのです。

これは先天的な特性で、研究者は動物にも同様に20%存在しているという事を知っています。

 

HSBは普通非HSBより深く反応し、感情的に繊細な行動を起こします。

ですが、感情と生理的な段階はそれぞれ異なります。たとえば、あるHSBは、騒音や人ごみにわずらわされることはありませんが、強いにおいやチクチクする素材の服はとても嫌がります。

また、別のHSBは、音がダメですが、暴力的な番組は苦になりません。

この特性は内向性と関係していますが、HSBの約30%は外向的です。

 

繊細な男子のほとんどは行動する前にいったん静止して考えるので、危険な行動を起こす人のようには見えません。

この傾向は、一般的な用心深さとして理解していただきやすいかと思います。

ですが、社交的な少年たちの多くは、頻繁にリスクのあることに誘われますし、それをやれるとほめられるのです。

HSBは非HSBよりも早く、その行動の中にある危険性と、もっと安全なやり方があることに気づきます。

面白いことに、この用心深さは野生動物の中でも観察されています。

たとえば、感受性豊かな野生の馬は直感的に危険を察知して、他の馬に知らせることができます。

この感受性豊かな馬に対するリスペクトが、何年か前の津波で死んだ動物がいないことの理由です。

 

感受性豊かな少年は標準的な少年と比べるとだいたいあまり積極的ではありません。

あまり感情的になることがなく、積極的で、危険なこともどんどんやる非HSBの真反対に位置しているといってもいい。

HSBは、思慮深く、自分の居場所に繊細で、彼の周りの社会的な出来事に自覚的です。

 

このような繊細な少年たちは、変わっているとみなされる文化が大半ですが、この特性は基本的にそういう意味ではないのです。

★人生は神経伝達システムに焦点を当てられる少年にとって満足しべきでもあり、挑戦的なものでもあります。

たとえば、彼の宿題を終わらせるために責任もって注意深く実践するっことで、彼自身素晴らしい生徒とみなされるようになるでしょう。

ところが、彼のやるべきことを的確に完了させることに、とんでもなく苦痛を感じているかもしれません。

HSC(感受性の高い子供たち)の中には以下のような特徴がみられることがあります。(2002年、アーロン博士の研究より)。

 

・簡単に始められない

・肌ざわりの悪い服や服のタグが気に入らない

・わずかでも普通と違う匂いに気づく

・直感が鋭いっぽい

・興奮することがあった日は眠りにつけない

・変化に対応できない

・質問が多い

・人の不安に気づく

・静かな遊びが好き

・完璧を求める

・痛みに弱い

・うるさい場所でイラつく

・困難なことの前でよく考える

・知っている人の前ではうまくやれる

 

あなたの息子さんがこれらの特徴をもっていたら、おそらくHSBでしょう。

これらは特性をもっているというだけなのにも関わらず、こういう子供は人目を引き、繊細な子だとみなされます。

 

 


 

 

次号は「HSBの社会性」「男性は怒り以外の全感情を表すことを学びます」についてお伝えします。

さらにその後は

「男性らしさとは」

「少年の行動の生物学的な理由」

「繊細な男性と繊細な脳との関係」

「繊細な男性の長所」

「繊細と言ってもみんな同じじゃない」

「繊細な男性はゲイであるという通説」

「世界中の繊細な男性たち」

「北アメリカのHSB」

について第一章でお伝えする予定です。

 

 

ご期待ください。私もワクワクしながら読んでいます!

 

HSP/HSS LABO代表 時田ひさ子

日本で初めてHSS型HSPに特化した心理カウンセラー。
一般的なカウンセリングや心理療法では理解されづらいHSS型HSPの複雑な性格を紐解き、のべ5,000人にカウンセリングを実施している。 自身もHSS型HSPであり、3児の母。

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